第2回 乳腺炎から腱鞘炎となる

私の産後トラブル記

私は、骨盤の歪みから妊娠しにくかった身体を整体で治していただき、娘を授かりました。しかし、産後の身体の状態は思わしくなく、とても辛い時期を過ごしました。
こうした自分の体験から、妊娠を望んでいても難しい方や、産後の辛い症状をかかえる方たちのお役に立てたらという思いで整体の仕事をしています。産前・産後の辛さをはじめとして、医学では対応しきれない、なかなか家族にもわかってもらえない痛みを少しでもやわらげるヒントになればと思い、これから何回かに分けて、私の「産後トラブル」とその対処について、みなさんにご紹介できればと思います。

乳腺炎で毎日訪問診療してもらう

乳腺炎になってから、ひまわり助産院の丸山さんには毎日訪問してもらいました。熱は下がったものの、娘がおっぱいを吸えないのは相変わらずで、おっぱいはガチガチのままで、詰まってはマッサージの繰り返しでした。「ミルクを足さないと体重が減ってしまう。いっそ母乳をやめようか」・・・・・・とても迷いました。
その上、「おっぱい飲みたいのに飲めない~」っと身体を反らして泣きじゃくる娘を支えようとしたためか、左の親指の靭帯が伸びたような痛みが出始めました。
吸わせ方や体勢を変える方法を丸山さんにアドバイスしていただき、少しずつ飲めるようになったのですが、慣れない体勢に、親指と手首が痛くなってきていました。
おっぱいもミルクも少しずつしか飲めないので、すぐにおなかが空いて泣き始めました。夜中はミルクをあげてもすぐに泣くので、1時間毎にあげていました。まだ授乳に30分かかっていたので、30分休んだらまた授乳、の繰り返しでした。

昼夜逆転で眠れない日々

長い夜を過ごして、ようやく朝になると、急にぐっすり寝始め、お昼頃から2時間毎に授乳し、夜中は1時間毎に授乳というパターンが続きました。細切れにしか寝られない私の頭は、常に朦朧としていました。

おっぱいが飲めない原因は舌癒着症

母乳もミルクも途中ですぐに離してしまってうまく吸えないという状態について、本やネットで調べ、舌小帯の癒着が原因ではないかと思い至りました。丸山さんに相談し、大和市にある専門の病院を紹介してもらいました。
その病院で「舌癒着症ですね」とすぐに言われ、1週間後にレーザー治療で癒着している部分を切ってもらうことになりました。「喉にポリープもできてますよ。泣かせすぎですね」と言われて、悲しくなりました。ひたすらおっぱいをあげても抱っこしても、どうやっても泣くのですから。

レーザーで舌癒着部分を切る

1週間後、決められた時間に行くと、10組以上並んでいて、待合室ではスーツケースを持って、県外から来たと話しているご家族も何組かいました。月齢の短い順に呼ばれるとのことで、生後1か月だった娘は1番目で、数分で終了しました。かなり泣き続けて可哀そうでしたが、何度も授乳をしているうちに、だんだん吸えるようになってきました。

無呼吸とイビキも治る

生まれてすぐからイビキのような音を立てていたのですが、これもまた舌癒着症が原因だったようです。夜、寝たかなと思うとイビキが聞こえてきて、「赤ちゃんなのに何でイビキ?」と心配になり、しばらくじっと見ていると、無呼吸の時間があり、秒数を数えているうちに呼吸再開。心配で眠れなくなる、の繰り返し。これも私を眠らせない原因でした。
手術後、この無呼吸とイビキが改善されました。授乳の間隔も長くなってきて、ミルクを足す必要もなくなりました。乳腺炎も、しこりは残るものの、痛みはなくなりました。

乳腺炎は治ったが昼夜逆転は直らず

ただ、朝方に熟睡して夜中に泣き続けるというパターンは相変わらずで、別の部屋で寝ている夫を起こすと仕事ができなくなってしまうと思い、夜中に抱っこし続けていました。

夜中に泣き続けて全く寝ない子っていないのかなあと、近所で会った子連れのママに話しかけて聞いてみたり、子育て支援センターの方に相談したりしたのですが、たまたまなのか、「うちはそういうことなかったわ」と言われてしまい、孤独を感じました。

昼夜逆転が直ったきっかけ

その後も昼夜逆転の生活が2か月ほど続き、もう相談するのはやめようかなあと思っていた頃、「うちもそうだった」という人に出会いました。「どんなにぐっすり寝てても、朝日の当たる窓際に寝かせてお腹を出して、朝日を当てると、だんだん起きる時間がズレて、夜寝てくれるようになるわよ」とのことでした。
早速やってみたところ、1~2時間ずつ寝る時間が早まり、明け方に熟睡していたのが、夜中過ぎ頃に寝てくれるようになってきました。1週間後には夜中の抱っこが短くても寝てくれるようになり、朝、ぱちっと起きてくれるようになりました。この3か月は何だったのか。昼夜逆転を治すには、朝日を浴びること。今では常識になっていますが、16年前はまだ知りませんでした。

気が付いたら腱鞘炎

気が付くと腱鞘炎は左の親指から手首、右の親指まで痛みが広がり、ゴムのズボンやパンツを上げるのも辛くなってきました。フライパンを持ち上げ、菜箸で野菜をかき混ぜるとき、いちいち「いたっ」と言っていました。
これはまずい、と思い、近くの整形外科を受診したところ、「手を使わないように」と言われて湿布を出されただけでした。仕方なく湿布を貼ると、あっという間に剥がれ、赤くなってかゆくなったので、あえなく終了。

整形外科、接骨院・・・

ならばと、接骨院に行ってみると、「親指が開かないように固定した方がいいです」と言われて、両手とも板を入れて親指から肘まで白い包帯でぐるぐる巻きにされました。親指以外の指を使ってハンドルを回すので、車の運転も危険な状態でした。ゾンビのような恰好で帰ってきたら、夫がびっくりしていました。
子どもの世話も自分の世話も不自由になってしまった上に、まったく家事ができなくなっていました。ほとんど眠れずとても痛くて辛いことを、ずっと訴えてきたのですが、なかなかわかってもらえませんでした。ところが、白い包帯を巻かれただけで、夫は、「豊田(愛知)のお母さんを呼んだ方がいいよ」と言いました。見た目のインパクトって重要なんだなとあらためて思いました。

母にヘルプをお願いする

母がいてくれた1週間は家事や抱っこを分担してもらえただけでも炎症も少しおさまってきたように感じましたし、何より精神的に楽になりました。
ただ、包帯をはずすと親指が離れた瞬間に痛みが走るので、当分包帯は外せそうにありませんでした。
通院を続けることを考え、子どもを預けるため、ファミリーサポートセンターに相談することにしました。(つづく)

産後ケアを行っていますか?

妊娠している方、出産を経験した方。
【産後ケア】について考えたことがありますでしょうか?

産後ケアというワードはよく聞くけど、実際に何をしたら良いのか分からない・・・
とりあえず自然に任せているので大丈夫だと思う。

ネットで調べた方法は試したことがあるなど、ママによって対処方法も様々です。

冒頭でいいますが、【産後のケア】ってとても大切なことなんですよ。
どうして産後ケアが大切なのかについてご紹介します。

産後ケアとは?

まずは産後ケアについてご紹介しますね。

1口に産後ケアと言っても、大まかに分けて精神面と身体面の方法があります。
ベラドンナでは、後者の身体面での【産後ケア】を基本的に行っております。

身体面の産後ケアといいますが、骨盤の歪みの改善を中心に行っています。

この骨盤の歪みを改善することは、産後のケアの中で特に大切です。
産後は骨盤が開いた状態が自然に元の状態に戻るのですが・・・。

まれに骨盤が歪んだまま、元の状態に戻らなくなることもあります。

この歪みを放っておくとどうなるのか・・・
骨盤だけでなく、様々な場所に不調が起こり痛みも生じるようになります。

「生んだ後は自然に骨盤が元の状態に戻る。」と信じている人は多いです。
確かに多くの方は、自然に元に戻るかも知れません。

ですが、万が一歪んだときのことを考えておきましょう。
産後ケアを行うことで、骨盤の歪みが起こることなく自然と元の状態に戻すことが可能になります。

普通産後ケアは3ヶ月以上経過していないとNGとされていますが、当院では退院したその足で来院しても受入れ可能になっています。

産後整体に関して早い段階で来院されると早く骨盤が調整でき、育児が楽になり妊娠前よりも健康になり姿勢なども綺麗になります。
まずは何よりも背骨や顎関節の痛みが緩和でき美しくなります。

産後ケアはできれば早めに行うほうがいいとされています。
産後半年以内の産後ケアが特におすすめされていますが、1年以上経過していても構いません。

産後ケアを行うことで、骨盤の歪みなどを改善させ腰痛などの痛みを改善できるのです。

骨盤が歪むとどうなるのか

産後ケアは、産後すぐに骨盤の歪みを改善することが良いとされています。
では、この骨盤が歪むと身体にどのような事が起きるのか。

実は女性は骨盤が男性に比べて歪みやすいと言われています。
出産するにあたり、赤ちゃんを産む時に大きく骨盤は開きます。

これは妊娠中のホルモンの変化により骨盤がゆるみ、
産む時には恥骨結合が最大にゆるみ、出産後の骨盤は赤ちゃんが通るために最大に開いている状態になるのです。

ですが、出産だけでなく日常生活を送っていく中でも骨盤の歪みは起こりやすいのです。
仕事や家事、それに立っている姿勢や座っている姿勢などさまざまな場面で骨盤の歪みが起こるのです。

女性は骨盤が歪みやすいので、産後ケアだけでなく骨盤のケアは常に行う必要があります。

骨盤が歪んでしまうと、様々な身体の変化が起こります。
例えばですが、腰痛 ・尿もれ ・下半身太り ・肩こりが骨盤の歪みが原因で起こりうる症状です。

産後のポッコリお腹がなかなか改善されないのも骨盤の歪みからくるものです。

腰痛や尿もれ、下半身太りは皆さんなんとなくイメージできると思います。

ですが、肩こり?と思った方もいることでしょう。
肩こりが骨盤から来ると想像できたでしょうか?

骨盤がゆがむことで、実は体全体のバランスが崩れることになります。
上半身と下半身をつなぐ、中心部分が骨盤なのですから実は当然のことなのです。

特に座っているときは骨盤が支えていますし、立っている間も上半身と下半身を骨盤が支えとなっていますよね。

骨盤がゆがむだけで、身体のバランスが悪くなり悪化すると腰痛の原因や肩こりの原因になります。
尿もれや下半身太りの原因にもなりますので、骨盤がゆがむのって結構恐ろしいことですよね。

産後どうして骨盤が歪むのか

骨盤の歪みをを正すためにも、産後ケアが大切なのはお分かりいただけたでしょう。

ですが、どうして骨盤の歪みが産後に起こってしまうのか・・・。
そのことについてもご説明しておきます。

1つは、出産時に大きく開いていることで骨盤が歪んでしまうのが大きな原因です。
でもこれはある程度自分が意識してケアすることで元の状態に閉じていくので、気にしすぎなくて大丈夫です。

インナーマッスルなどの働きなどにより、元の状態にゆっくり戻っていきます。

ですが妊娠中は身体の重心が変わり、後期にもなると骨盤の靭帯をゆるめる作用があるのでずれてきます。
その状態で日常生活をおくり、子育てや家事に職場復帰へと身体に大きな負担がかかります。

その負担こそ、より骨盤を歪んでしまうので産後は骨盤が歪みやすいのです。

さらにここに生活リズムの崩れや、運動不足も重なることで骨盤の歪みは改善できなくなってしまうのです。
特に授乳中の場合、2~3時間置きにミルクをあげますよね。

最初の頃はしばらく寝不足が続き、身体のケアをする時間もありません。

でも待ってください、恥骨と骨盤の結合が回復するのは産後2週間です。
産後2週間より後は、適度に加圧することで通常の状態にゆっくり戻ると言われています。

では、日常生活を送ることで骨盤が正常に戻るのかというとそうではありません。
先程もいいましたが、骨盤が歪みやすく日常を送るだけでも少しずつ歪む可能性があるのです。

足を組んで座ったり、どちらかに体重をかけて座るだけでも骨盤は歪むのです。

それに子育てが始まり、子供を長時間抱っこすると自ずと正しい姿勢のままでいるのは難しいですよね。
抱っこもやりやすい方向でしてしまいますので、片方にばかり負担がかかり骨盤が歪みます。

子育てをしながら仕事を復帰することで、さらなる歪みの進行にもなってしまうのです。

産後ケアを行う理由

産後ケアで骨盤の歪みを解消することは、大切ですよね。
では、産後ケアを行うほうがいい理由を最後にまとめようと思います。

まずはなんと言っても、骨盤が歪むことで身体に様々な不調が起こります。
腰痛 ・尿もれ ・下半身太り ・肩こりが主な症状ですよね。

骨盤を正しい位置に戻すことで、まずこの症状が緩和されます。
急には無理ですが、少しずつ骨盤を矯正することで痛みなども緩和されるのです。

産後ケアを行うのが早いほど、骨盤の状態を正しい位置に戻すことが可能です。
整体に通うのも1つの方法ではあるものの、自宅ケアも大切になってくるのです。

毎日ケアを行うことは、産後ケアにとってとてもいいんですよ。
歪みは毎日の動きに合わせて進行にも、改善にもなります。

ベラドンナでは産後ケアを受けたい女性の方々のお手伝いをしております。

また、季節などによっても起こる身体の不調も一緒に改善するお手伝いができます。
看護師として20年、整体の修行を始めて24年、開業して10年が過ぎました。

その知識と経験からも、皆様をサポートできると自負しております。

産後ケアを行うということは、将来の健康にも影響が出ます。
将来健康で過ごしたい方、お子さんの健康を元気な状態で見ていきたい方。

そういった方こそ、産後ケアは早いうちから行うことをオススメしております。

当院でただケアをしていただくだけでなく、セルフケアのレクチャーも可能になっております。
産後ケアの大切さを実感した方は、是非すぐにでも産後ケアを行ってください。

産後ケアを少しでも早く行い皆様の健康や産後の疲れや辛い症状を緩和し、少しでも早い回復を願います。

産後ケア中のお客様の声

産前産後ケアの施術をしていただいてます。
産前は腰痛などのトラブルがあり、姿勢の歪みを指摘していただき、生活の中で意識することができました。
産後は骨盤矯正に加え、腱鞘炎間際の腕、筋肉の固まり、骨の歪みなど身体の不調を整えていただいてます。
ケアしていただくと見違えるように体が軽くなります。しかし歪みはそう簡単に万全に治るものではなく、日々の積み重ねも大切ということで、セルフケアの方法も教えていただいてます。
生活に寄り添った優しいアドバイスや育児の悩みを相談させていただいたりと癒しのひとときです。

第2回 乳腺炎から腱鞘炎となる

私の産後トラブル記

私は、骨盤の歪みから妊娠しにくかった身体を整体で治していただき、娘を授かりました。しかし、産後の身体の状態は思わしくなく、とても辛い時期を過ごしました。
こうした自分の体験から、妊娠を望んでいても難しい方や、産後の辛い症状をかかえる方たちのお役に立てたらという思いで整体の仕事をしています。産前・産後の辛さをはじめとして、医学では対応しきれない、なかなか家族にもわかってもらえない痛みを少しでもやわらげるヒントになればと思い、これから何回かに分けて、私の「産後トラブル」とその対処について、みなさんにご紹介できればと思います。

乳腺炎で毎日訪問診療してもらう

乳腺炎になってから、ひまわり助産院の丸山さんには毎日訪問してもらいました。熱は下がったものの、娘がおっぱいを吸えないのは相変わらずで、おっぱいはガチガチのままで、詰まってはマッサージの繰り返しでした。「ミルクを足さないと体重が減ってしまう。いっそ母乳をやめようか」・・・・・・とても迷いました。
その上、「おっぱい飲みたいのに飲めない~」っと身体を反らして泣きじゃくる娘を支えようとしたためか、左の親指の靭帯が伸びたような痛みが出始めました。
吸わせ方や体勢を変える方法を丸山さんにアドバイスしていただき、少しずつ飲めるようになったのですが、慣れない体勢に、親指と手首が痛くなってきていました。
おっぱいもミルクも少しずつしか飲めないので、すぐにおなかが空いて泣き始めました。夜中はミルクをあげてもすぐに泣くので、1時間毎にあげていました。まだ授乳に30分かかっていたので、30分休んだらまた授乳、の繰り返しでした。

昼夜逆転で眠れない日々

長い夜を過ごして、ようやく朝になると、急にぐっすり寝始め、お昼頃から2時間毎に授乳し、夜中は1時間毎に授乳というパターンが続きました。細切れにしか寝られない私の頭は、常に朦朧としていました。

おっぱいが飲めない原因は舌癒着症

母乳もミルクも途中ですぐに離してしまってうまく吸えないという状態について、本やネットで調べ、舌小帯の癒着が原因ではないかと思い至りました。丸山さんに相談し、大和市にある専門の病院を紹介してもらいました。
その病院で「舌癒着症ですね」とすぐに言われ、1週間後にレーザー治療で癒着している部分を切ってもらうことになりました。「喉にポリープもできてますよ。泣かせすぎですね」と言われて、悲しくなりました。ひたすらおっぱいをあげても抱っこしても、どうやっても泣くのですから。

レーザーで舌癒着部分を切る

1週間後、決められた時間に行くと、10組以上並んでいて、待合室ではスーツケースを持って、県外から来たと話しているご家族も何組かいました。月齢の短い順に呼ばれるとのことで、生後1か月だった娘は1番目で、数分で終了しました。かなり泣き続けて可哀そうでしたが、何度も授乳をしているうちに、だんだん吸えるようになってきました。

無呼吸とイビキも治る

生まれてすぐからイビキのような音を立てていたのですが、これもまた舌癒着症が原因だったようです。夜、寝たかなと思うとイビキが聞こえてきて、「赤ちゃんなのに何でイビキ?」と心配になり、しばらくじっと見ていると、無呼吸の時間があり、秒数を数えているうちに呼吸再開。心配で眠れなくなる、の繰り返し。これも私を眠らせない原因でした。
手術後、この無呼吸とイビキが改善されました。授乳の間隔も長くなってきて、ミルクを足す必要もなくなりました。乳腺炎も、しこりは残るものの、痛みはなくなりました。

乳腺炎は治ったが昼夜逆転は直らず

ただ、朝方に熟睡して夜中に泣き続けるというパターンは相変わらずで、別の部屋で寝ている夫を起こすと仕事ができなくなってしまうと思い、夜中に抱っこし続けていました。

夜中に泣き続けて全く寝ない子っていないのかなあと、近所で会った子連れのママに話しかけて聞いてみたり、子育て支援センターの方に相談したりしたのですが、たまたまなのか、「うちはそういうことなかったわ」と言われてしまい、孤独を感じました。

昼夜逆転が直ったきっかけ

その後も昼夜逆転の生活が2か月ほど続き、もう相談するのはやめようかなあと思っていた頃、「うちもそうだった」という人に出会いました。「どんなにぐっすり寝てても、朝日の当たる窓際に寝かせてお腹を出して、朝日を当てると、だんだん起きる時間がズレて、夜寝てくれるようになるわよ」とのことでした。
早速やってみたところ、1~2時間ずつ寝る時間が早まり、明け方に熟睡していたのが、夜中過ぎ頃に寝てくれるようになってきました。1週間後には夜中の抱っこが短くても寝てくれるようになり、朝、ぱちっと起きてくれるようになりました。この3か月は何だったのか。昼夜逆転を治すには、朝日を浴びること。今では常識になっていますが、16年前はまだ知りませんでした。

気が付いたら腱鞘炎

気が付くと腱鞘炎は左の親指から手首、右の親指まで痛みが広がり、ゴムのズボンやパンツを上げるのも辛くなってきました。フライパンを持ち上げ、菜箸で野菜をかき混ぜるとき、いちいち「いたっ」と言っていました。
これはまずい、と思い、近くの整形外科を受診したところ、「手を使わないように」と言われて湿布を出されただけでした。仕方なく湿布を貼ると、あっという間に剥がれ、赤くなってかゆくなったので、あえなく終了。

整形外科、接骨院・・・

ならばと、接骨院に行ってみると、「親指が開かないように固定した方がいいです」と言われて、両手とも板を入れて親指から肘まで白い包帯でぐるぐる巻きにされました。親指以外の指を使ってハンドルを回すので、車の運転も危険な状態でした。ゾンビのような恰好で帰ってきたら、夫がびっくりしていました。
子どもの世話も自分の世話も不自由になってしまった上に、まったく家事ができなくなっていました。ほとんど眠れずとても痛くて辛いことを、ずっと訴えてきたのですが、なかなかわかってもらえませんでした。ところが、白い包帯を巻かれただけで、夫は、「豊田(愛知)のお母さんを呼んだ方がいいよ」と言いました。見た目のインパクトって重要なんだなとあらためて思いました。

母にヘルプをお願いする

母がいてくれた1週間は家事や抱っこを分担してもらえただけでも炎症も少しおさまってきたように感じましたし、何より精神的に楽になりました。
ただ、包帯をはずすと親指が離れた瞬間に痛みが走るので、当分包帯は外せそうにありませんでした。
通院を続けることを考え、子どもを預けるため、ファミリーサポートセンターに相談することにしました。(つづく)

産後ケアを行っていますか?

妊娠している方、出産を経験した方。
【産後ケア】について考えたことがありますでしょうか?

産後ケアというワードはよく聞くけど、実際に何をしたら良いのか分からない・・・
とりあえず自然に任せているので大丈夫だと思う。

ネットで調べた方法は試したことがあるなど、ママによって対処方法も様々です。

冒頭でいいますが、【産後のケア】ってとても大切なことなんですよ。
どうして産後ケアが大切なのかについてご紹介します。

産後ケアとは?

まずは産後ケアについてご紹介しますね。

1口に産後ケアと言っても、大まかに分けて精神面と身体面の方法があります。
ベラドンナでは、後者の身体面での【産後ケア】を基本的に行っております。

身体面の産後ケアといいますが、骨盤の歪みの改善を中心に行っています。

この骨盤の歪みを改善することは、産後のケアの中で特に大切です。
産後は骨盤が開いた状態が自然に元の状態に戻るのですが・・・。

まれに骨盤が歪んだまま、元の状態に戻らなくなることもあります。

この歪みを放っておくとどうなるのか・・・
骨盤だけでなく、様々な場所に不調が起こり痛みも生じるようになります。

「生んだ後は自然に骨盤が元の状態に戻る。」と信じている人は多いです。
確かに多くの方は、自然に元に戻るかも知れません。

ですが、万が一歪んだときのことを考えておきましょう。
産後ケアを行うことで、骨盤の歪みが起こることなく自然と元の状態に戻すことが可能になります。

普通産後ケアは3ヶ月以上経過していないとNGとされていますが、当院では退院したその足で来院しても受入れ可能になっています。

産後整体に関して早い段階で来院されると早く骨盤が調整でき、育児が楽になり妊娠前よりも健康になり姿勢なども綺麗になります。
まずは何よりも背骨や顎関節の痛みが緩和でき美しくなります。

産後ケアはできれば早めに行うほうがいいとされています。
産後半年以内の産後ケアが特におすすめされていますが、1年以上経過していても構いません。

産後ケアを行うことで、骨盤の歪みなどを改善させ腰痛などの痛みを改善できるのです。

骨盤が歪むとどうなるのか

産後ケアは、産後すぐに骨盤の歪みを改善することが良いとされています。
では、この骨盤が歪むと身体にどのような事が起きるのか。

実は女性は骨盤が男性に比べて歪みやすいと言われています。
出産するにあたり、赤ちゃんを産む時に大きく骨盤は開きます。

これは妊娠中のホルモンの変化により骨盤がゆるみ、
産む時には恥骨結合が最大にゆるみ、出産後の骨盤は赤ちゃんが通るために最大に開いている状態になるのです。

ですが、出産だけでなく日常生活を送っていく中でも骨盤の歪みは起こりやすいのです。
仕事や家事、それに立っている姿勢や座っている姿勢などさまざまな場面で骨盤の歪みが起こるのです。

女性は骨盤が歪みやすいので、産後ケアだけでなく骨盤のケアは常に行う必要があります。

骨盤が歪んでしまうと、様々な身体の変化が起こります。
例えばですが、腰痛 ・尿もれ ・下半身太り ・肩こりが骨盤の歪みが原因で起こりうる症状です。

産後のポッコリお腹がなかなか改善されないのも骨盤の歪みからくるものです。

腰痛や尿もれ、下半身太りは皆さんなんとなくイメージできると思います。

ですが、肩こり?と思った方もいることでしょう。
肩こりが骨盤から来ると想像できたでしょうか?

骨盤がゆがむことで、実は体全体のバランスが崩れることになります。
上半身と下半身をつなぐ、中心部分が骨盤なのですから実は当然のことなのです。

特に座っているときは骨盤が支えていますし、立っている間も上半身と下半身を骨盤が支えとなっていますよね。

骨盤がゆがむだけで、身体のバランスが悪くなり悪化すると腰痛の原因や肩こりの原因になります。
尿もれや下半身太りの原因にもなりますので、骨盤がゆがむのって結構恐ろしいことですよね。

産後どうして骨盤が歪むのか

骨盤の歪みをを正すためにも、産後ケアが大切なのはお分かりいただけたでしょう。

ですが、どうして骨盤の歪みが産後に起こってしまうのか・・・。
そのことについてもご説明しておきます。

1つは、出産時に大きく開いていることで骨盤が歪んでしまうのが大きな原因です。
でもこれはある程度自分が意識してケアすることで元の状態に閉じていくので、気にしすぎなくて大丈夫です。

インナーマッスルなどの働きなどにより、元の状態にゆっくり戻っていきます。

ですが妊娠中は身体の重心が変わり、後期にもなると骨盤の靭帯をゆるめる作用があるのでずれてきます。
その状態で日常生活をおくり、子育てや家事に職場復帰へと身体に大きな負担がかかります。

その負担こそ、より骨盤を歪んでしまうので産後は骨盤が歪みやすいのです。

さらにここに生活リズムの崩れや、運動不足も重なることで骨盤の歪みは改善できなくなってしまうのです。
特に授乳中の場合、2~3時間置きにミルクをあげますよね。

最初の頃はしばらく寝不足が続き、身体のケアをする時間もありません。

でも待ってください、恥骨と骨盤の結合が回復するのは産後2週間です。
産後2週間より後は、適度に加圧することで通常の状態にゆっくり戻ると言われています。

では、日常生活を送ることで骨盤が正常に戻るのかというとそうではありません。
先程もいいましたが、骨盤が歪みやすく日常を送るだけでも少しずつ歪む可能性があるのです。

足を組んで座ったり、どちらかに体重をかけて座るだけでも骨盤は歪むのです。

それに子育てが始まり、子供を長時間抱っこすると自ずと正しい姿勢のままでいるのは難しいですよね。
抱っこもやりやすい方向でしてしまいますので、片方にばかり負担がかかり骨盤が歪みます。

子育てをしながら仕事を復帰することで、さらなる歪みの進行にもなってしまうのです。

産後ケアを行う理由

産後ケアで骨盤の歪みを解消することは、大切ですよね。
では、産後ケアを行うほうがいい理由を最後にまとめようと思います。

まずはなんと言っても、骨盤が歪むことで身体に様々な不調が起こります。
腰痛 ・尿もれ ・下半身太り ・肩こりが主な症状ですよね。

骨盤を正しい位置に戻すことで、まずこの症状が緩和されます。
急には無理ですが、少しずつ骨盤を矯正することで痛みなども緩和されるのです。

産後ケアを行うのが早いほど、骨盤の状態を正しい位置に戻すことが可能です。
整体に通うのも1つの方法ではあるものの、自宅ケアも大切になってくるのです。

毎日ケアを行うことは、産後ケアにとってとてもいいんですよ。
歪みは毎日の動きに合わせて進行にも、改善にもなります。

ベラドンナでは産後ケアを受けたい女性の方々のお手伝いをしております。

また、季節などによっても起こる身体の不調も一緒に改善するお手伝いができます。
看護師として20年、整体の修行を始めて24年、開業して10年が過ぎました。

その知識と経験からも、皆様をサポートできると自負しております。

産後ケアを行うということは、将来の健康にも影響が出ます。
将来健康で過ごしたい方、お子さんの健康を元気な状態で見ていきたい方。

そういった方こそ、産後ケアは早いうちから行うことをオススメしております。

当院でただケアをしていただくだけでなく、セルフケアのレクチャーも可能になっております。
産後ケアの大切さを実感した方は、是非すぐにでも産後ケアを行ってください。

産後ケアを少しでも早く行い皆様の健康や産後の疲れや辛い症状を緩和し、少しでも早い回復を願います。

産後ケア中のお客様の声

産前産後ケアの施術をしていただいてます。
産前は腰痛などのトラブルがあり、姿勢の歪みを指摘していただき、生活の中で意識することができました。
産後は骨盤矯正に加え、腱鞘炎間際の腕、筋肉の固まり、骨の歪みなど身体の不調を整えていただいてます。
ケアしていただくと見違えるように体が軽くなります。しかし歪みはそう簡単に万全に治るものではなく、日々の積み重ねも大切ということで、セルフケアの方法も教えていただいてます。
生活に寄り添った優しいアドバイスや育児の悩みを相談させていただいたりと癒しのひとときです。