2021/04/21

産後ケアを行っていますか?

妊娠している方、出産を経験した方。
【産後ケア】について考えたことがありますでしょうか?

産後ケアというワードはよく聞くけど、実際に何をしたら良いのか分からない・・・
とりあえず自然に任せているので大丈夫だと思う。

ネットで調べた方法は試したことがあるなど、ママによって対処方法も様々です。

冒頭でいいますが、【産後のケア】ってとても大切なことなんですよ。
どうして産後ケアが大切なのかについてご紹介します。

産後ケアとは?

まずは産後ケアについてご紹介しますね。

1口に産後ケアと言っても、大まかに分けて精神面と身体面の方法があります。
ベラドンナでは、後者の身体面での【産後ケア】を基本的に行っております。

身体面の産後ケアといいますが、骨盤の歪みの改善を中心に行っています。

この骨盤の歪みを改善することは、産後のケアの中で特に大切です。
産後は骨盤が開いた状態が自然に元の状態に戻るのですが・・・。

まれに骨盤が歪んだまま、元の状態に戻らなくなることもあります。

この歪みを放っておくとどうなるのか・・・
骨盤だけでなく、様々な場所に不調が起こり痛みも生じるようになります。

「生んだ後は自然に骨盤が元の状態に戻る。」と信じている人は多いです。
確かに多くの方は、自然に元に戻るかも知れません。

ですが、万が一歪んだときのことを考えておきましょう。
産後ケアを行うことで、骨盤の歪みが起こることなく自然と元の状態に戻すことが可能になります。

普通産後ケアは3ヶ月以上経過していないとNGとされていますが、当院では退院したその足で来院しても受入れ可能になっています。

産後整体に関して早い段階で来院されると早く骨盤が調整でき、育児が楽になり妊娠前よりも健康になり姿勢なども綺麗になります。
まずは何よりも背骨や顎関節の痛みが緩和でき美しくなります。

産後ケアはできれば早めに行うほうがいいとされています。
産後半年以内の産後ケアが特におすすめされていますが、1年以上経過していても構いません。

産後ケアを行うことで、骨盤の歪みなどを改善させ腰痛などの痛みを改善できるのです。

骨盤が歪むとどうなるのか

産後ケアは、産後すぐに骨盤の歪みを改善することが良いとされています。
では、この骨盤が歪むと身体にどのような事が起きるのか。

実は女性は骨盤が男性に比べて歪みやすいと言われています。
出産するにあたり、赤ちゃんを産む時に大きく骨盤は開きます。

これは妊娠中のホルモンの変化により骨盤がゆるみ、
産む時には恥骨結合が最大にゆるみ、出産後の骨盤は赤ちゃんが通るために最大に開いている状態になるのです。

ですが、出産だけでなく日常生活を送っていく中でも骨盤の歪みは起こりやすいのです。
仕事や家事、それに立っている姿勢や座っている姿勢などさまざまな場面で骨盤の歪みが起こるのです。

女性は骨盤が歪みやすいので、産後ケアだけでなく骨盤のケアは常に行う必要があります。

骨盤が歪んでしまうと、様々な身体の変化が起こります。
例えばですが、腰痛 ・尿もれ ・下半身太り ・肩こりが骨盤の歪みが原因で起こりうる症状です。

産後のポッコリお腹がなかなか改善されないのも骨盤の歪みからくるものです。

腰痛や尿もれ、下半身太りは皆さんなんとなくイメージできると思います。

ですが、肩こり?と思った方もいることでしょう。
肩こりが骨盤から来ると想像できたでしょうか?

骨盤がゆがむことで、実は体全体のバランスが崩れることになります。
上半身と下半身をつなぐ、中心部分が骨盤なのですから実は当然のことなのです。

特に座っているときは骨盤が支えていますし、立っている間も上半身と下半身を骨盤が支えとなっていますよね。

骨盤がゆがむだけで、身体のバランスが悪くなり悪化すると腰痛の原因や肩こりの原因になります。
尿もれや下半身太りの原因にもなりますので、骨盤がゆがむのって結構恐ろしいことですよね。

産後どうして骨盤が歪むのか

骨盤の歪みをを正すためにも、産後ケアが大切なのはお分かりいただけたでしょう。

ですが、どうして骨盤の歪みが産後に起こってしまうのか・・・。
そのことについてもご説明しておきます。

1つは、出産時に大きく開いていることで骨盤が歪んでしまうのが大きな原因です。
でもこれはある程度自分が意識してケアすることで元の状態に閉じていくので、気にしすぎなくて大丈夫です。

インナーマッスルなどの働きなどにより、元の状態にゆっくり戻っていきます。

ですが妊娠中は身体の重心が変わり、後期にもなると骨盤の靭帯をゆるめる作用があるのでずれてきます。
その状態で日常生活をおくり、子育てや家事に職場復帰へと身体に大きな負担がかかります。

その負担こそ、より骨盤を歪んでしまうので産後は骨盤が歪みやすいのです。

さらにここに生活リズムの崩れや、運動不足も重なることで骨盤の歪みは改善できなくなってしまうのです。
特に授乳中の場合、2~3時間置きにミルクをあげますよね。

最初の頃はしばらく寝不足が続き、身体のケアをする時間もありません。

でも待ってください、恥骨と骨盤の結合が回復するのは産後2週間です。
産後2週間より後は、適度に加圧することで通常の状態にゆっくり戻ると言われています。

では、日常生活を送ることで骨盤が正常に戻るのかというとそうではありません。
先程もいいましたが、骨盤が歪みやすく日常を送るだけでも少しずつ歪む可能性があるのです。

足を組んで座ったり、どちらかに体重をかけて座るだけでも骨盤は歪むのです。

それに子育てが始まり、子供を長時間抱っこすると自ずと正しい姿勢のままでいるのは難しいですよね。
抱っこもやりやすい方向でしてしまいますので、片方にばかり負担がかかり骨盤が歪みます。

子育てをしながら仕事を復帰することで、さらなる歪みの進行にもなってしまうのです。

産後ケアを行う理由

産後ケアで骨盤の歪みを解消することは、大切ですよね。
では、産後ケアを行うほうがいい理由を最後にまとめようと思います。

まずはなんと言っても、骨盤が歪むことで身体に様々な不調が起こります。
腰痛 ・尿もれ ・下半身太り ・肩こりが主な症状ですよね。

骨盤を正しい位置に戻すことで、まずこの症状が緩和されます。
急には無理ですが、少しずつ骨盤を矯正することで痛みなども緩和されるのです。

産後ケアを行うのが早いほど、骨盤の状態を正しい位置に戻すことが可能です。
整体に通うのも1つの方法ではあるものの、自宅ケアも大切になってくるのです。

毎日ケアを行うことは、産後ケアにとってとてもいいんですよ。
歪みは毎日の動きに合わせて進行にも、改善にもなります。

ベラドンナでは産後ケアを受けたい女性の方々のお手伝いをしております。

また、季節などによっても起こる身体の不調も一緒に改善するお手伝いができます。
看護師として20年、整体の修行を始めて24年、開業して10年が過ぎました。

その知識と経験からも、皆様をサポートできると自負しております。

産後ケアを行うということは、将来の健康にも影響が出ます。
将来健康で過ごしたい方、お子さんの健康を元気な状態で見ていきたい方。

そういった方こそ、産後ケアは早いうちから行うことをオススメしております。

当院でただケアをしていただくだけでなく、セルフケアのレクチャーも可能になっております。
産後ケアの大切さを実感した方は、是非すぐにでも産後ケアを行ってください。

産後ケアを少しでも早く行い皆様の健康や産後の疲れや辛い症状を緩和し、少しでも早い回復を願います。